今回はチェジュオルレの9コースを実際に歩いてみて撮影した写真と共に、
9コースの魅力をお届けいたします。
コース上の大まかな見所と距離
- 総距離:6.7km
- 所要時間:3〜4時間
- 難易度:★★★
※解説は以下のリンクからも見ることができます。
大平浦口
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バクスギジョン(박수기정)
湧き水を意味する「バクス」と、絶壁を表す「キジョン」が合わさり、
柄杓で飲むことができる綺麗な湧き水が湧き出る絶壁という意味を持っている。
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ボルレナンギル(볼레낭길)
ナン(낭)というのは、チェジュの方言で「木(나무)」という意味。
ボルレ(볼레)は、「ボリス」のチェジュ 方言。
ということで、ボルレナンギルとはボリスの並木道という意味。
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ジンモルドンサン(진모루동산)
ドンサン:小高い丘や山のこと
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川の下流に倉庫のようになった岩の洞窟があることから「倉庫川」と呼ばれている。
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スタート地点へのアクセス
済州市からのアクセス
●チェジュバスターミナルにて、282(支線)約1時間所要。
イェレ入口停留所(예래입구 정류장)
サンイェ入口停留所(상예입구 정류장)まで徒歩移動(250m)
●サンイェ入口停留所より乗換。
531(幹線)、633(支線)乗車、約15分所要。
●大平里 停留所 下車。
●下車後、道に沿ってスタート地点まで約700m徒歩移動。
西帰浦市からのアクセス
●チェジュワールドカップ競技場 西帰浦バスターミナル停留所にて
531(幹線)、633(支線)乗車。
所要時間 約40分。
●大平里 停留所 下車
●下車後、道に沿ってスタート地点まで約700m
大平里デピョンリ停留所から大平浦口デピョンポグまでの行き方

スタート地点のGoogle マップ↓
コース上の景色
スタート地点(大平浦デピョンリ口)

スタート地点はこんな感じで小さな港になっています。



モルジル入口
馬が通った道。高麗時代に、チェジュ西部の中山間地域で飼っていた馬を大平浦口へ元の国まで送る際に、船に積み込むためにこの道を作ったと言われている。
チェジュオルレHP説明より


しばらくこんな感じの砂利道が続きます。




この道の途中で、よもぎを採っているマダムたちにお会いしました。
しばし話をして、「またね〜」なんて言って別れました。
こういう出会いもまたオルレのいいところです。

トイレを見かけたので、トイレ休憩。

このトイレ、扉に要注意です。
木が湿気でうねってなのか、ドアが開きづらかったです😂
(今はもう直っていることを願います)


リボンを追って歩くと!!

一面の菜の花!!!

向こう側は海!


イドゥオシ(이두어시)
この場所は、月羅の二段屏風岩の中央に位置し、柑山里です。50年代までは、イェレ、大平、和順、モスルポを繋ぐ、非常に重要な道であり、見えるままに周囲の秘境が飛び抜けているだけでなく、1950年代まで20余の集落があった場所でもあり、北側に連節する月羅峰(ウォルラボン)は軍事の要衝でありながら、五色土(1985年当時、里長 オ・ソヨンと住民4名が共に探査し、「6時 私の故郷(番組名)」で放映)が埋まっており、これを採掘する小規模産業が一時発達した場所である。海抜100m以上から海を見下ろすその感動はあなたの永遠の思い出になることだろう。(柑山里マウル会)


峰守台(봉수대)
朝鮮時代に倭族の侵入を監視するために使った通信手段。
この峰守台は山房山の麓にある山房連隊と交信した。



牛や馬によく出会う場所なので、お気をつけください!との注意書き。
でも私は馬にも牛にも遭遇しませんでした。
この日は放牧(?)の日ではなかったのかも。

ベンチでしばし休憩。

いばらのような木が多かったので、
歩く際はちょっと注意が必要です。
月羅峰ウォルラボン

月羅峰 日帝洞窟陣地
太平洋戦争も終わり頃の1945年、日本帝国主義は「決7号作戦」という軍事作戦でチェジュ島を決死抗戦の軍事基地とした。日本軍は、米軍の上陸の可能性が高い場所へ頑丈な防衛陣地を構築し、連合軍の攻撃に対応するための海岸特攻基地を設置し、砲台及び、トーチカバンカーなどを設置したが、月羅峰洞窟陣地はまさに和順湾に上陸する米軍を阻止すべく構築された軍事施設だ。
月羅峰の北斜面上段部には7つの洞窟が確認されており、主な陣地洞窟は貫通型で、深さ4m、高さ4m、長さは約80mに達する大型の空洞の陣地洞窟として直線型だ。出口を様々な方向に伸ばし、有事の際に別の通路を通して、退避できるようにした。内部で発生した煙を外に排出するために傾斜面と垂直に天井に穴を開けてある。また、海岸と空中から侵入する敵を防御するためのトーチカも構築されている。
月羅峰陣地洞窟は、チェジュ西部地域一帯の戦争遺跡をひと目にみることが出来る場所として、悲しい痛ましい歴史の現場を見せ、再び同じ過ちが起きないよう、教訓を学ばせてくれる歴史教育の場になることであろう。2011年11月11日 アンドク面・アンドク面住民自治委員会
看板説明文翻訳



サンバンサン(山房山)です。












倉庫川橋チャンゴチョンダリ

オルレンイソ(アンドク渓谷)/올랭이소(안덕계곡)
冬と春にオルレンイ(鴨のチェジュ方言/오리)が渡ってくる水ということで、ついた名前。周囲の風景が美しく、静かなため、1980年代初期まで地域の人たちが体を洗うなどしていたところ。
チェジュオルレ説明より



中間のスタンプです。
ここまでくると、あと少しでフィニッシュです。




コースの終盤。
玉ねぎ畑と山。
フィニッシュ地点(和順クムモレ海水浴場)


6.7kmと、コースとしては短めなので、
朝9時ごろにスタートして、お昼にはコースを歩き終えて、
フィニッシュ地点(10コースのスタート地点)で昼食を食べました。
体に良さそうなチャジャンミョンを食べたのですが、
今調べたらこのお店はなくなって、別のお店になっているようでした。


フィニッシュ地点からのアクセス
バスに乗るにはフィニッシュ地点(和順クムモレ海岸)から、
「和順乗換停留所(アンドク農協)」のバス停まで約15分歩きます。
下の図の赤か、黄色の道を歩いていくとバス停にたどり着きます。

チェジュ市方面
和順乗換停留所(アンドク農協)まで約800m歩く。
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和順乗換停留所(アンドク農協)
152(急行)、251(幹線)乗車
約1時間10分所要
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チェジュバスターミナル下車
西帰浦市方面①
和順乗換停留所(アンドク農協)まで約800m歩く
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和順乗換停留所(アンドク農協)
202/532(幹線)乗車
約40分所要
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チェジュワールドカップ競技場
西帰浦バスターミナル停留所下車
西帰浦市②
和順乗換停留所(アンドク農協)まで約800m歩く
↓
和順乗換停留所(アンドク農協)
102(急行)
約40分所要
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西帰浦バスターミナル
スタート地点に戻る
和順乗換停留所(アンドク農協)まで約800m歩く
↓
和順乗換停留所(アンドク農協)
751-2(支線)
約20分所要
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大平里 停留所 下車
まとめ
いかがでしたか?
ここまで、チェジュオルレ9コースについてご紹介しました。
9コースは傾斜は少しあるので、健脚向きだと思います。
菜の花や山の木々を楽しめるコースなので、
春に歩くのに良いコースなのではないでしょうか?
私はこの9コースが短いコースだと思って、
午前中9コース(6.7km)、午後10コース(15.6km)と歩き、
合計23.3kmも歩き、次の日は疲れ果てて足も痛くて、
寝たきり状態でした…。
短いからと言って、私のように無理はしないようにしてくださいね😂
10コースについてはこちらの記事からどうぞ!
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