コース上の大まかな見所と距離
- 総距離:15.6km
- 所要時間:5〜6時間
- 難易度:★★☆
※解説は以下のリンクからも見ることができます。
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山房煙臺(산방연대)(2.4km)
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沙係浦口(사계포구)(3.6km)
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沙係化石発見地(사계화석발견지)(5.7km)
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セダルオルム犠牲者追慕碑(섯알오름 추모비)(10.3km)
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アルトゥル飛行場(알뜨르비행장)(11.7km)
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スタート地点へのアクセス
済州市からのアクセス
チェジュバスターミナルにて、152(急行)、251(幹線)乗車。
和順乗り換え停留所(화순환승정류장)(アンドク農協)下車。
所要時間 約1時間10分。
停留所より「和順クムモレ(金の砂)海岸」方面へ
徒歩15分(約800m)
西帰浦市からのアクセス
チェジュワールドカップ競技場 西帰浦バスターミナル停留所にて
202、532(幹線)乗車。
和順乗り換え停留所(화순환승정류장)(アンドク農協)下車。
所要時間 約40分。
停留所より「和順クムモレ(金の砂)海岸」方面へ
徒歩15分(約800m)
和順乗換停留所から和順クムモレ海岸までの行き方
バス停からクムモレ海岸までは、二つの行き方があります。
一つ目は、地図上の赤いルート。「アンドク郵便局」横の道を海に向かって歩くルートです。二つ目は、地図上黄色いルート。真っ直ぐなのでわかりやすいと思います。目印は「和順銭湯(ファスンモクヨクタン)」です。
どちらのルートも約15分程度かかります。
화순금모래 해수욕장으로 가주세요.(올레 10코스 시작점)
歩くのが面倒な場合は、タクシーに乗って運転手さんに、上の韓国語を見せるか、「ファスンクムモレヘスヨクジャンヌロカジュセヨ(화순금모래 해수욕장으로 가주세요)」と言えばOK!
スタート地点目の前の食堂のGoogle マップを置いておきます。↓
コース上の景色
スタート地点(和順海水浴場)
松岳山
「松岳山」と書いて、「ソンアクサン」と読みます。
山に登る道がなだらかに続いており、その入り口にはカフェなどもあります。
松岳山は、その姿が他の火山とは異なり、いくつかの大小の峰が集まって構成されている。主峰の高さは海抜104m。この主峰を中心にとして西北は広く平らな草原地帯で、3、4つの峰がある。主峰は周囲500m、深さ80m程度の噴火口があり、その中には、まだ赤黒い灰が残っている。
済州観光協会「松岳山」
丘のような山を少し上ると、舗装された道路が続きます。
岸壁に沿って、散策コースが作られており、その横には乗馬体験なども可能です。
せっかくなので、5000ウォンで馬に乗る体験してみました。
(おじさんにまんまと乗せられた感w)
牧場のようなエリアを一周、おじさんが横で手綱を引いてくれます。
ゆっくり一周、15分くらいでしょうか?
とても楽しかったです!
大人しくて可愛い馬でした( ´ω` )
ダークツーリズム ソダルオルム
ダークツーリズム
戦争・虐殺等の悲劇の歴史の現場や災難や災害が起きた場所をみて、教訓を得るための旅行をさす言葉。(説明看板より)
ここ、ソダルオルムでは「ダークツーリズム」がテーマのコースとなっており、
様々な痛ましい歴史の遺跡を見ることができます。
特にこの10コースでは、「済州4・3」という、当時の韓国政府による島民の虐殺事件の現場である「ソダルオルム」も通るコースになっています。
私がこのコースを4月3日が近く3月末に歩いたのも、その遺跡を見るためでした。
この「済州4・3」は今日の日本とも関係が深い事件の一つでもあるため、
内容が気になる方は調べてみてください。
日帝高射砲陣地(일제고사포진지)
この施設は、当時戦略的に非常に重要視されていたアルトゥル飛行場を保護するための軍事施設だ。1945年ごろに原型のコンクリート構成物として構築された高射砲陣地路。5機の高射砲陣地中、4機は完工し、残りの1機は未完工状態だ。日帝強制占領期の日本軍軍事施設の一つとして、太平洋戦争末期、守勢が続く日本がチェジュ島を抵抗基地にしようとした証拠となる施設だ。
看板説明より
済州4・3遺跡 ソダルオルム
【済州4・3遺跡 ソダルオルム】
ここは、済州4・3事件が終わりに近づく局面に向かう頃、1950年6月25日、韓国戦争が熾烈を極めると、内務部治安局では1945年アメリカ軍の命で廃止された予備検束法を悪用し、各警察局に不純分子等を拘束し、処理するよう指示をし、モスルポ警察署管轄内では、344名を予備検束し、そのうち252名が当時、戒厳軍(軍隊が臨時に政府の権限を代行する時、戒厳の任務を行う軍人や軍隊)によって集団虐殺後に密埋葬され、211体は遺族が収集し、41体は行方不明になった悲劇の現場である。
当時、西帰浦市 大静やハンリム、ハンギョン等を管轄していたモスルポ警察署では、農民とマウル(地域)の有志、教育者、公務員、右翼団体長、学生等344名を予備検束し、ハンリム漁業倉庫とムルン支署、モスルポの干し芋倉庫に拘禁し、1950年7月16日、一次として20余名を虐殺し、二次として8月20日の深夜2時に、ハンリム漁業倉庫およびムルン支署で拘束されていた60名を虐殺し、明け方5時には、モスルポの干し芋倉庫に拘束された130余名を集団虐殺するなど、三度に渡り法的な手続きも無く、無実の良民211名がこの場所で無念の虐殺を受けた場所である。その後、1956年3月29日の明け方、ハンリム地域の遺族たちは、ハンリム漁業組合倉庫とムルン支署に拘禁されたのち、犠牲になった62体を収集し、ハンリム邑今岳里(한림읍 금악리)に地境のマンベンディ墓域(만벵디묘역)に埋葬し、同年5月18日にはモスルポの干し芋倉庫に拘禁後犠牲になった百祖一孫の遺族たちの粘り強い嘆願により、当局の許可を得て、149体を収集し、このうち17体は認知する遺族により個別に引き取られたが、互いに区別できなかった遺体(遺骨)132体はデジョン邑サンモ里の地境の百祖一孫墓域に埋葬した。また、百祖一孫の遺族は行方不明になった41体を探すため、済州道の支援を受け、2000年9月21日まで証言者の意見を土台に、周辺を捜索し、遺骨発掘をしてみたものの、長い時間が過ぎ、正確な位置を見つけることができず、追加遺骨発掘は失敗した。
看板説明より
ここは、一次 1950年7月16日、海兵モスルポ部隊第五中隊分隊員と、二次 8月20日(陰暦7月7日)海兵3大隊分隊隊長級以上の下士官たちが、民間人を虐殺した場所だ。海兵隊モスルポ舞台から選出された隊員たちが到着すると、中隊長、小隊長はすでに到着しており、小隊長が銃弾を配り、中隊長は「一人、一人ずつ銃殺しろ」との命令に、隊員たちは一列縦隊で待機し、GMCトラックから降りる民間人をこの壕の周りに引き連れ、一人ずつそこに立たせて指揮官が見守る中、銃殺し、死体は壕の中に落とした場所だ。(百祖一孫)(銃殺実行参加者陳述)
看板説明より
ソダルオルム犠牲者追慕碑
【証拠隠滅の場所】
ここは大虐殺を行った後、証拠隠滅のために遺品を焼き払った場所である。予備検束の拘禁場所は狭小であった。「広い場所に行く」といって誘い出したのか、犠牲者らは生活のための所持品などを全てトラックに載せた。1950年8月20日(陰暦7月7日)の早朝にトラックに載せられて、故郷の村を出て、この道に向かった時、ようやく死を予感したのか、履いていたゴム靴を投げて、通った道を家族に知らせようとした。路上にあるゴム靴を辿って、遺族らが駆けつけた時、この場所で毛布、枕、衣服、ベルト、米、おかずなどの犠牲者の所持品が全て燃やされていた。その日の歴史的な事実を自覚することは、犠牲者の霊魂を追悼することになるので、当時、夫を探そうと駆けつけ、現場を目撃した李相淑(1925生まれ)女史が、一金4500万ウォンを投じて再現された施設物である。
石碑説明より
キム・へゴン作 <ハン アル(2017)>
「1990年代後半以来、旗と布を活用した環境芸術の作業を続けているキム・ヘゴンは、アルトゥル飛行場に<ハン アル(一つの粒)>を産み出した。風にたなびく黄金の布で作りあげられた大型の球体作品である<ハン アル>は、小麦一粒の誕生を形象化した作品である。アルトゥル飛行場が持っている戦争の歴史が鎮められ、この場所に新しい一粒の生命が宿され、平和の始まりを伝える、というメッセージを伝える。」
作品説明看板より
【アルドゥル飛行場日帝戦跡地】
左から、アルドゥル飛行場、格納庫群、ソダルオルム高射砲、日本軍赤トンボ(九三式中間練習機)、ソダルオルム日本軍弾薬庫、イ・スンマン前大統領モスルポ空港到着演説、敗戦日本軍武器収合廃棄作戦の写真。
説明看板より
多くの悲劇の地の鎮魂のためのオブジェが多く展示されています。
その後は、のどかな田園風景が続く。
ハモ海水浴場
下摹海水浴場(하모해수욕장)
夕日がきれいに見えます。
フィニッシュ地点(ハモ体育公園)
慕瑟浦港/下摹体育公園(모슬포항/하모체육공원)
バスの時間に間に合わなさそうで、
ラストは走ったため、ここの写真はありません😂
フィニッシュ地点からのアクセス
10コースのフィニッシュ地点から、各市中心地に戻るには、
フィニッシュ地点すぐの「ハモ体育公園停留所」から戻る方法と、
「ハモ2里停留所」から戻る方法があります。
「ハモ体育公園」バス停留所の場所
「ハモ2里」バス停留所の場所
「ハモ体育公園」から「ハモ2里」まで歩く
「ハモ体育公園」停留所から「ハモ2里」停留所までは、
約400m、歩いて5分強です。
済州市へのアクセス
「ハモ体育公園」停留所から「済州バスターミナル」停留所
「ハモ体育公園」停留所にて
151/152(急行)、
251/252/253/254/255(幹線)乗車。
「済州バスターミナル」停留所 下車(約1時間半所要)
西帰浦市までのアクセス
①済州ワールドカップ競技場/西帰浦バスターミナル停留所 方面
「ハモ2里」停留所まで400m徒歩移動
「ハモ2里」停留所にて202(幹線)乗車
「済州ワールドカップ競技場/西帰浦バスターミナル停留所」下車(約1時間所要)
②西帰浦バスターミナル 方面
「ハモ体育公園停留所」にて、
252/253/255(幹線)、
751-1/751-2/752-2/761-1/761-3(支線)乗車
「デジョン乗換停留所(デジョン邑事務所)」下車(5分所要)、乗換
102(急行)乗車後、「西帰浦バスターミナル下車」(約40分所要)
スタート地点にもどる
①「ハモ体育公園」停留所から戻る
「ハモ体育公園停留所」より
152(急行)、251(幹線)752-1(支線)乗車後、
「和順乗換ターミナル停留所」下車(約25分所要)
「和順クムモレ海水浴場」方面まで徒歩15分移動(約800m)
②「ハモ2里」停留所から戻る
「ハモ2里」停留所まで400m徒歩移動。
「ハモ2里停留所」より202(幹線)乗車後、
「和順乗換ターミナル停留所」下車(約20分所要)
「和順クムモレ海水浴場」方面まで徒歩15分移動(約800m)
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