今、韓国で話題沸騰しているネギ味のシリアルが発売されたこと、
ご存知ですか?
その名も「ネギ味チェックス(파맛첵스/パマッチェックス)」です。
16年前に忖度の末、発売が見送られ、
長い時を経て、ついに2020年7月1日に発売された
ネギ味チェックスと、その16年前の秘密である
「ネギ味チェックス事件」についてご紹介したいと思います。
파맛첵스ってどう言う意味?
「파(パ)」というのは韓国語で「ネギ」という意味で、
「맛(マッ)」は「味」。
첵스(チェックス)はこのシリアルの商品名です。
「ネギ味チェックス」という意味です。
おいしいの?
おいしい!と絶賛している人はまだみたことがありません…。
どこで買えるの?
現在はネット販売のみとなっているようですが、
話題性のある商品のため、売り切れが続いているようです。
日本での発売はあるのか、気になるところですね。
16年前の選挙の秘密【ネギ味チェックス事件】
さて、ここで、この「ネギ味チェックス」が話題になったきっかけの
16年前の事件についてわかりやすくご紹介してみます。
2004年12月1日、農心ケロッグは自社のシリアルなチェクス広報のためにチェクス・チョコ国の大統領選挙イベントを開いた。
ミルクチョコ味を象徴する「チェキ」と、それなりに悪役キャラクターらしく描かれたネギ味の「チャカ」の対決構図を作り、農心ケロッグでは、ふたりのうち、より多くの票を得た方のチェクスを生産すると発表。
ネギを嫌う子どもの味覚を対象としたこの対決は、農心ケロッグが意図したとおりチェキが勝つしかない状況だった。ここでケロッグは、インターネット投票のホームページに「候補ナンバー1番のチェキに投票を!」というフレーズを掲げた。
消費者に選択を与えるようなふりをする、投票を口実にした広報に植栽が悪くなった(?)ウッキンテハク(おもしろ大学(ユーモアコミュニティ))のユーザーが面白半分にチャカ(ネギ味)に大量票を入れようとして逆転が始まった。
つまり、一部の映像に出てきた子供たちの大量票だとの主張は事実ではなく、結局食べもしないネギ味のチェクスを生産させるために、多くのネチズンたちがケロッグのホームページからチャカに大量票を入れ、このままいくと、チャカが当選確実という状況となった。この記事によると、204人がなんと47,339票(チェキ4,620票、チャカ42,719票)を行使したという。
農心ケロッグは、自分たちの意図と異なる状況になると、無効票を除外するとして情報セキュリティ会社((株)CHKハンガン)まで動員し、チャカに投票された票のうち、セキュリティ上の抜け穴を掘り下げて行使した42,000を超える票を削除した。
相当な数の票を削除したが、それでもチャカの票が依然6000票ほどリードしており、焦ったケロッグはARS電話とロッテワールドの現場投票を追加し「チェキが当選しました。」と宣言してしまった。
チェキに入った票も同じ理由で、一部の削除されたがチャカの表と比較すると、削除された票は5,000票にも満たなかった。
ケロッグは一足先に、チェキ当選記念広告を制作して「子供のための、子供による、子供だけのチェクス・チョコ国ををお楽しみに。」というメッセージを送った。
この事件が話題になったからか、国内ではオンライン投票マーケティングが本格的に始まった。
Sオイルでは同様に、良い油を販売するというチャ・スンウォン候補と、良いサービスを提供するというユ・ジェソクの候補に投票するイベントを行った。
ネギ味チェクス事件とは異なり、誰が当選しても良い無難な公約だったため、不正選挙介入なしにチャ・スンウォン候補が当選した。ロッテ製菓も2012年7月から2ヶ月の間にオンライン投票で「コッカルコーン(三角コーン(꼬깔콘))」と「ナッパルコーン(나팔콘)」のうち、当選した方の名前を新たな商品名に改定するイベントを開いた。
ネギ味チェクス事件から15年経つと、ツイッターなどのコミュニティ上で、ソルロンタンにネギ味チェクスを入れて食べる!と言ったり、ネギ味チェクスに再度言及したり、ファンアートを描いたりした。
ツイッターでは、関連記事が3〜4,000リツイートされ、#PrayForChex というハッシュタグまで利用しながら楽しむなど、ネチズンたちの間で広く知られる「面白いマーケティングの失敗の事例」として位置づけられた。
ネギ味チェクス事件の場合、「本当にネギ味のチェクスを発売したのでは」というほどの反応があったため、よくよく考えてみれば「成功のような失敗」とも見ることができる。いずれにせよ、結果として、多くの人たちの話題になり相当な宣伝効果を享受したと見ることができる。
ということで、ここまでnamuwikiを参考(引用)に翻訳し、
日本語でもわかりやすく表現を少し変えました。
まとめ
ネギ味のシリアル、ビールに合うという感想もありましたが、
どんな味なのか気になりますね!
今この状況ですぐには韓国にいけませんが、
解禁になった時に買えることを祈ります!