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【地方都市で暮らす】ワンドサロン(Wando Salon) 代表 イ・ジョンイン(이종인)

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莞島での夜は短かった。

韓半島の南の端にあるここ莞島(ワンド)は、
アワビの産地として韓国内でよく知られている 小さな港町だ。
ここから主要都市に出るには、バスが主な交通機関である。

ソウルを出発してから5時間半。
バスの旅を終え、街を歩くとワンドが小さな町であることがすぐに感じられた。

今回のチョンサンド旅行では、ワンドは立ち寄る程度だったが、
この人に出逢ったことで、その数時間が非常に印象深い時間になった。


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イ・ジョンイン(이종인)という人物

Wando Salonの前で。

彼に出会ったのは、友人の紹介だった。

友人にによると彼は、デジタルノマド界では有名な存在だという。

이종인의 브런치
출간작가 | 작가, 디지털 노마드, 완도살롱 마담

友人の友人という、いわば他人の私にも、
出会ってすぐの瞬間から非常に気さくに日本語で挨拶をしてくれた。

彼は、 元ここワンドに住む
外国人の交流の場でもある「Wando Salon」の代表であり、
その一方でサッカー関連の書籍を執筆したり、講演会をしたり、
コンサルティングのような仕事もしていると教えてくれた。
多くのことにチャレンジしながら、人生を謳歌しているように見えた。

 

ジョンイン氏は、ソウルでの生活に疲れたときに、
ワンドに移住した地元の友達を訪ね、遊びに来た際に
なぜかしっくりきたのをきっかけに、
何度かワンドを訪れ、
10年のソウル生活にピリオドを打ち、
ジョンイン氏もここに移住したという。

私も、生まれてからずっと関東・東京で時間を過ごしたが、
ふとしたことがきっかけで、東京での生活にピリオドを打ち、
数年前から福岡での生活をしている自分と大きく重なる部分があった。

   

Wando Salon

ネオンが目印

ここは「Wando Salon」は、ワンドにあるようなオアシスのような場所だ。
私はワンドに住んでいるわけではないが、店舗に入ってすぐにそう感じた。

ワンドサロンのメインは、書店である。
代表であるイ・ジョンイン氏がセレクトした
ジャケ買いをしたくなるようなセンスの良い本が並んでいる。

その本を楽しむため、またこの空間を楽しむために、
この店舗はバーにもなっている。

 

「ソウルでこういった書店&バーをやっても、多くの独特な店舗があるので、特別性は無かったかもしれない。でも、ワンドでやることで、特別性が出てきたんだと思う。」

彼は話のなかでそう言った。

確かに、日本に置き換えてみても納得のいく話である。

東京から離れた福岡で生活をしていくなかで、
地方にこそ、その国の魅力があると考えている私には、
彼の考えがすっと入ってきた。

 

ワンドサロンは、この地域に住む外国人の交流拠点ともなっており、
ここでは 定期的にランゲージエクスチェンジなども行っているという。

 

このバーは、ワンドというエリアに位置しているが、
このワンド、(チョンサンドの紹介記事でも書いたが)
漁業関連の労働者や、船に関連する業務に関わる外国人が多く住んでいる。
アジア諸国出身者、ロシア出身者などその出身地は様々だ。

 

振り返ってみれば、私も韓国での留学生活を送っていたとき、
こういったコミュニティを求めていたことを思い出した。
(最も日本人とつるみたくなかったため、頑なに拒否していたのだが)

私が韓国で留学生活を始めて1か月くらい経ったころ、
毎日学校にいる時間以外はベッドに座り、
「なぜ韓国に来てしまったんだろう・・・。」と
毎日のように自問自答していた時期があった。

 

母国語で話ができる”本当の”友人もいないし、
韓国語は聞き取れないことばかり。
近所のコンビニのアルバイトの人には、
「韓国語の通じないおかしい韓国人(見た目に差がないため)」と
多分思われていたし、
日本に頻繁に帰るお金はないけど帰りたい。

 

そんなことを毎日考えていた。

 

結果的にそのホームシックの状態を克服し、
帰りたくないほど韓国生活が楽しくなったし、
その後少しして(三か月程度経過して)
韓国語が聞き取れるようになった瞬間が訪れた。

 

外国語習得のために、海外生活をしたような人は
ほぼ全員がこの『瞬間』の経験があるのではないだろうか。

 

話はずれたが、こういった交流の空間があることは、
その地に住む外国人や、外国語に実際に触れたい現地民にとって
とても良い空間だと思う。

 

ワンドの夜をWando Salonで過ごす

ワンドは、田舎の港町ということもあり、
夜遅くまで営業している店舗が少ない。
私が滞在した日も、22時ごろにはすべて閉店しており、
夕食を食べる場所を探すのに苦労した。

ここワンドサロンは19時から25時が営業時間だが、
それ以降、お客様がいれば、帰るまで営業をする。
朝まで営業をすることもしばしばだという。

「ここはオアシスだから、営業終了時間だといって追い出すことは絶対にしない」

彼はにっこりと笑いながらそう言った。

シグニチャーカクテル

そして、彼はこのバーの定番カクテルをプレゼントしてくれた。

 

プレゼントしてくれたカクテルはこの店の定番とも言える二種類。

 

ジョンイン氏は、このバーを始めるにあたり、カクテルを勉強したという。
カクテルを作る間、何を入れるのか丁寧に説明をしてくれた。

 

一つは「珠島(JUDO)」という名前のカクテル。
桃のお酒がベースとなったもの。

この珠島(JUDO)とは、ワンドの近くにある天然記念物となっている島だ。

真ん中に見える島が珠島。
珠島(JUDO)

上に乗っているレモンが到着してすぐに目に入った珠島を連想させる。

今思い出しても唾がギュッと出てくるこのカクテル。
レモンやライムも入っているので、
キレートレモンのドリンクの酸っぱさが好きな人には
ぴったりの飲み物だと思う。
私も酸っぱいものが大好きなので、
このカクテルを非常においしくいただいた。

 

もう一つは「明沙十里(Myeong Sa Sim Li)」という
オレンジジュース、ウォッカがベースになったものだ。

明沙十里(Myeong Sa Sim Li)

 

これは、始め真ん中のオレンジジュースの層を肌に見せかけて、
上下が水着を連想させる「ビキニ」という名前のカクテルにしようとしたが、
「ちょっとアレなのでw」カクテルの名前の公募展をしたところ、
「明沙十里」という名前になったという。

 

「明沙十里」とは、韓国の南海岸側(Namhae /남해)で
最も有名な海岸のうちの一つだ。

青が海、オレンジが砂浜、一番下の赤は、夕焼けを表しているそうだ。

 

他には、

アブサン(日本ではペルノートというらしい)ベースの
『アブサンローヤル(Ansent Royal)』や、

ワンドの名産である枇杷(韓国語ではBipaという発音)を使った、

  • 枇杷サンライズ(Bipa Sunrise)
  • 枇杷ミッドナイト(Bipa Midnight)
  • 枇杷サンセット(Bipa Sunset)

などの、シグニチャーカクテルがある。

 

メニューには定番のカクテルなどもあった。

 

ハングルと漢字のカレンダー

ここWando Salonでお酒を飲みながら、本を楽しみながら、ワンドの夜を楽しむ。ワンド住民も、旅行客も、同じ時間を共にすることができる。

今後、この建物の二階には写真館が入る予定だという。

次にもし、ここワンドにくることがあれば、
ぜひこのワンドサロンで時間を気にせずに夜のワンドを楽しみたい。


 

Wando Salonに関して

【場所】

【Instagram】

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【Blog】

https://brunch.co.kr/@megaonic

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スズキ
1988年1月生まれ。神奈川県横須賀市出身。青森にもルーツ有。 元美容師。海外で美容師として働く夢を叶えるべく、都内短大(英文学)卒業後、都内美容学校へ。都内サロン退職後、2014年に韓国留学。留学終了後、帰国。都内韓国関連会社勤務後、横浜から福岡に移住し、現在は日本国内で韓国関連、日韓交流の仕事に携わる。韓国の田舎の姿にハマり、現在は、週末・休暇を利用して、韓国の地方都市の旅をしている。好きな食べ物はスンデ。

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