こんにちは、すずです。
2022年11月4日についに、クイーンビートルの博多〜釜山航路が復活しました。九州・福岡の民からすると、手軽にサクッと行ける釜山。ビートルがあった頃は日帰りや1泊2日でもたっぷり満喫して帰ってきた思い出があります。当時のビートルは売却され、その航路が今回から真っ赤な船体の「クイーンビートル」に替わり、運行が再開しました。今回はその初便に乗船した際のレポをアップしたいと思います。
皆さんが気になる船酔いや、ビジネスクラスのアメニティについてもしっかりまとめているので、見たい内容が決まっている方は、メニューから選んで読んでくださいね!
船酔いについて
多くの方が気にしている船酔いについて。
クイーンビートルの韓国航路は波が1〜2m程度でも揺れはかなり激しく、「酔い止めを飲まないで釜山まで行けるか」という人体実験をしてみたものの、あまりの気持ち悪さに途中で酔い止め投入。結局、酔い止め無しには釜山まで辿り着けませんでした。普段から酔いやすい体質のため、余計船酔いになったのかもしれませんが、船酔いが心配な方は酔い止めを必ず服用するようおすすめします。(喉が渇く副作用が出る薬が多いので要注意です!)
特に揺れがひどいのは沖ノ島が進行方向右側に見え始めたあたりから。免税店エリアや展望デッキで「わ〜!あれが世界遺産の沖ノ島か〜〜!」なんて感動していたのも束の間、席に戻る道中で猛烈な吐き気。朝ごはんを食べていないにもかかわらず、胃液を吐くという猛烈な酔い。
私は4人で行きましたが、4人中3人がグロッキーになっており、それ以外の方も「気持ち悪い…」といっている方も何名かいらっしゃるようでした。
船内見学は出航してすぐにして、終わったら船内では極力座席から立たず、座席をリクライニング状態にし、さっさと寝てしまうのがよさそうです。
(国内航路(博多〜門司港)にも乗船し、今回の韓国航路も乗船しましたが、国内線航路は船内でスマホを見ていてもなんともなく、全く!船酔い無しでした。)
博多港国際ターミナルの今(2022年11月4日時点)
コロナ禍になり、休業しているお店も多くあるようです。2022年11月4日時点のターミナル内部を写真でご紹介いたします。
1F 出国手続き・ロビー
インフォメーションカウンター(案内カウンター・Wi-Fi返却ボックス)
カート置き場
乗船手荷物預かり所
2F 出国・到着フロア
乗船手続きの流れ
クイーンビートル乗船の際の手続きをご紹介します。
現在、クイーンビートルに乗船する際は「検温・健康チェック表の提出」、「K-ETA・VISA(査証)の確認」、「チェックイン・発券」の3つの行程があります。また、空港からの入国の際に必要な「Q-code」は釜山港の準備が間に合っていない関係で不要でした(2022年11月4日現在)。Q-codeの代わりに、「健康状態質問書」という黄色い紙を記入することになります。(事前に配布されます。後半で説明しています。)
健康チェック表の記入
ターミナル1階の入口を入ってすぐのところに記入台があり、健康チェック表・記入用の鉛筆もそこにあります。記入台で記入して、K-ETA・VISA(査証)確認の列に進みます。
K-ETA・VISA(査証)の確認
必要なもの:パスポート、K-ETAまたはVISAの証明書
「K-ETA・VISA(査証)の確認」は記入台のすぐ横に並ぶレーンがあります。そこに、健康チェック表を持って、並びます。スタッフの方のチェックを受けたら、ビートルカウンターに移動します。
発券手続き
必要なもの:パスポート、(ターミナル利用料支払い(500円))
ビートルのカウンターで発券手続きをします。今回は一部例外もあったため、私は博多港国際ターミナルの使用料(500円)も発券のタイミングで支払いました。
後日予約センターに確認したところ、事前にチケットを予約している場合は、チケット代金と一緒にターミナル利用料も決済・支払いをするため、ここでの支払いは無し。当日予約なしでカウンターでチケットを購入する場合もチケット代金と一緒に決済(現金・JCB・VISAカード/QRコード決済不可)することになる、とのことでした。
飛行機とは違い、基本的に自分の手荷物は自分で管理するため、預け入れなどもありません。(大きな荷物がある場合は、スタッフの方に言えば別で積み込んでもらえるのかも?やったことはないので、チケットをとる前に事前に確認してみてください。)
手続きが終わると、レシートタイプの乗船券、入国申告書、旅行者携帯品申告書が渡されます。これらを持って、2階の出国フロアに進みます。
2F 出国フロアから出国
2階の左奥が出国ゲートです。昔は出国ゲートの左側のところに小さなコンビニにようなお土産屋さんがああったのですが、コロナ禍の影響を受けて撤退したまま今もまだ復活していないようです。(2022年11月4日時点)
いよいよ、出国!
このゲートを進んで、荷物検査・出国審査を行います。空港での荷物検査・出国審査とさほど変わりません。流れに沿って進めばOK。
免税店
荷物検査・出国検査を終えると、そこは乗船を待つ待合ロビー。椅子と免税店があります。この日は初便の日だったため、免税店は空いていませんでしたが、2022年12月17日から免税店が再オープンしているようです。(営業時間:出発60分前から乗船まで)
この日だけ特別だったのかもしれませんが、「農林水産省動物検疫所・植物防疫所からのお知らせ」として「海外からの肉製品や動物由来製品、果物や野菜等は持込禁止です!」と書かれたポケットティッシュが配られていたので、受け取ったのですが、のちに某トイレで紙がない事件になったので、非常に助かりました….ティッシュ配ろうって言ってくれた人ありがとう、配ってくれた人ありがとう、とトイレで感謝しました。(どうでもいい話)
乗船の前に「健康状態質問書」という黄色い紙を渡され、待っている間にあらかじめ記入しておきます。これが韓国入国時に必要な「Q-CODE」の代わりになるようです。
ビジネスクラスアメニティ
スリッパ・アメニティセット
アメニティセットの中身
ジェルアルコール・ロクシタンのハンドクリーム・オリジナルアイマスクが入っていました。
お菓子
鈴懸のお菓子セット。初便記念のお菓子と思ったら、ビジネスクラスに乗る人は全員もらえるものらしい、との噂。(船内では食べなかったのでこれを背負って釜山観光をすることになり、あんこがとても重かった…)
ビジネスクラス機内サービス
フリードリンクサービス
紙コップにドリンクが注がれるスタイルの自販機。お金を入れずに、ボタンを押すだけでOK。
セレクションサービス(1人2点まで選択可能)
メニューの中から1人2点まで選択可能な「セレクションサービス」。
私は、アメリカンとクレミアソフトクリームのミルクを選択。
船酔いで気持ち悪すぎて、セレクトどころではなかったので、釜山港に入る寸前にゲットしました。フードのラストオーダーは到着予定時刻の30分前くらいなので、船酔いの方は、波が穏やかになる釜山港周辺=釜山の街が見え始めたら駆け込むのがおすすめ。
ビジネスクラス座席
ビジネスクラスの座席は、飛行機のビジネスクラスのようにがっつりリクライニングになる椅子で、フットレストも上がるので、150度くらいの間隔で寝そべることができます(場所によって椅子の種類が違います)。
肌寒く感じる場合は、スタッフの方に言えばブランケットをもらえます。(クーラーが直に当たる座席だったのでブルブル震えていましたが、到着後にブランケットを借りれることを知りました笑)
テーブルはかなり広め。A3サイズよりも大きいです。
アームレストには「USBポート」もあるので、充電も可能です。
船酔いの友!エチケット袋もあります。船酔いが心配な方は、お手洗いの近くに席を取ることをおすすめします・・・
船内フリーWi-Fi
結論から言うと、クイーンビートルの船内Wi-Fiは「内海〜壱岐はサクサク、対馬周辺は激弱、韓国の陸が見え始めたらサクサク」という感じです。
座席の前のポケットにフリーWi-Fiについての説明が入っているので、これに従って接続していきます。
Wi-Fiをオンにして、「QUEEN BEETLE」を選択。
QRコードを読むと以下のような画面が出ます。メールアドレスで登録するか、Twitterで登録をします。
近海〜釜山までの電波状況
博多港〜能古島あたりまでは全く問題なく、サクサク読み込みができました。しかし、沖ノ島が見え始める頃から対馬周辺は読み込みに時間がかかりすぎてタイムアウトしてしまうほどでした。
この辺りの海域は揺れも激しく、さらに電波もあまりよくないので、船酔いを凌ぎながら目を瞑って瞑想しているのがよさそうです。
<対馬周辺のインターネット速度>
<釜山周辺のインターネット速度>
韓国用のSIMカードを船内で挿入し、陸が見えてからはSIMカードを利用してインターネット接続をしました。
船内の免税・お土産店
船内2階には免税・お土産店が入っており、さまざまな商品が販売されています。福岡や日本各地のお土産や、韓国のお菓子・焼酎などの販売もあります。
クイーンビートル運行スケジュールと予約
クイーンビートルの2023年1月〜3月までの運行スケジュールが出ています。2023年1月15日現在、予約は電話のみ(乗船予定日の前々日の17時まで)となっていますので、ご注意ください。
※2023年3月1日からの予約に対し、2023年1月中旬以降、インターネット予約(割引運賃)の再開を予定しているようです。
2023年1月〜3月までの運行スケジュール(ビートルサイトより)
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