九州には韓国・済州島のトレッキングコース「チェジュオルレ」の姉妹コースである「九州オルレ」があります。「オルレ」とは済州島の方言で「家に帰る細い道」という意味の言葉。徒歩でコースを歩くことで、季節ごとの自然と、その地域ならではの景色を楽しむことができます。
今回は、秋真っ盛りの武雄コースに行ってきたので、
その時の様子をたっぷりの写真と共にご紹介いたします。
コースの概要
コースの概要は公式サイトでご確認ください。
- 09:00武雄温泉駅 スタート
- 09:40白岩運動公園
- 09:50貴明寺
- 10:20保養村もよおし広場
- 11:35山岳遊歩道終了地点
- 12:00武雄市文化会館
- 13:00武雄神社・大楠
- 13:40武雄市役所
- 桜山公園
- 14:00武雄温泉楼門
スタート地点までのアクセス
武雄コースのスタート地点は「武雄温泉駅」です。
博多駅から特急(みどり・ハウステンボス号)に乗って、武雄温泉駅に向かいます。
きっぷは窓口で購入し、博多-武雄温泉 往復5,260円(片道:運賃1,680円+自由席特急券950円) でした。
博多駅から武雄温泉駅までは、特急で1時間12分。
乗り換えも無いので、ゆっくり休みながら移動できます。
武雄温泉駅に到着したら、改札は一つなので、迷うことなく出ることができます。
(コースの方面は南口です。)
ピッとタッチするタイプの改札ではないので、切符はこの可愛い桶の中に入れます。
改札を出ると「武雄市観光案内所」があり、お土産品やオルレ関連のパンフレットもあります。
ここでしか購入できない武雄の方言のアイテムもあるので、ぜひ購入してみてください!
いよいよコーススタート
武雄温泉の南口から歩き始めます。
街中なので、リボンや矢印を見失わないように注意して歩きます。
白岩運動公園展望所
まち中のエリアを過ぎて、自然道を歩き進めると、白岩運動公園展望所にたどり着きます。
結構な勾配のコースを歩き続けた後なので、眺めのいい公園から武雄市街を見下ろすと、すっきりさわやかな気分になります。
貴明寺(きみょうじ)
貴明寺は紅葉の名所。山道を下ると、急に真っ赤に染まる紅葉が目の前に広がります。
私が行ったときは紅葉が最高のタイミングで、太陽の光が紅葉に透けて、まるでステンドグラスのようでした。
池の内池
「森のリゾート」という宿泊施設の目の前にあるダム湖に上がる階段。
10:00~11:00ごろはこの下のような、神々しい写真を撮影することができますよ!
保養村もよおし広場
保養村のもよおし広場。
夏には様々なイベントが行われるここは、芝生が気持ちのいい公園です。
きれいに整備されたトイレもあるので、この先の山道に備えて、
ここでトイレに行っておくことをオススメします!
こちらは、「佐賀県立宇宙科学館 ゆめぎんが」。
修学旅行と思われるバスがたくさん停まっていました。
このあたりはホタルも有名で、5月頃にはイベントも開催されます。
ここから先はかなり険しい山道が続くため、
山道に入る手前に置いてある竹の棒は必須アイテムです!
(山道終了のあたりで返却用のカゴがあります)
かなり険しい山道が続くため、健脚向きのコース。
杉などの木々が茂るエリアをしばらく進んでいくと、次第に木々が少なくなり、シダ植物が増えてきます。山頂がそう遠くないことを感じさせる空です。
この険しい道を達成すると、御船山を見下ろす展望台に到着します。
ここでしっかり水分補給を忘れずに!
登りもなかなかですが、下りの方が膝に負担がかかるため、ゆっくり慎重に下山しましょう。
下山ルートは2つ。
さらにもう少し上に上る「見晴しコース」と、ゆっくりなだらかに下る「森林浴コース」があり、今回は森林浴コースを選択。
登りで一汗かいたので、日陰の涼しさが心地いいです。
(山の上の方から見晴らしコースを選んだ人たちの声が聞こえます。)
森林浴コースの方がちょっぴり短いので合流地点に先に到着し、
5分後に見晴しコースを選択した一行が到着しました。
合流した後に、ちょっとした丘を越えて、ここからは一気に下りになります。
もう山道は無いのでご安心を!
ここまでひとまず、お疲れ様でした☺
山の入口で持ってきた竹の杖はこちらに返却。
ちなみにこの「レスキューポイント」はケガをしたときの救急車通報の際に、居場所を知らせるためにコースの各所に番号が振られています。万が一けがをしたときは、ぜひ活用してくださいね!
ここからは、街中を進んでいきます。
この辺りはコースを間違いやすいポイントなので、ご注意を!
イチョウの名所 天満宮
どうやらこの神社、「天満宮」という名前の天満宮のよう。イチョウがとってもきれいな神社です。
今回はまだ少し緑がかっていましたが、その前の年に行った際は、一面黄色のじゅうたんで、階段を上がってすぐ「わー!」という声が上がるほどでした!😍
天満宮の裏手にある林を抜けていきます。
林を抜け、武雄市文化会館の方面に向かいます。
今回は武雄市文化会館でお昼のお弁当を食べることにしました。
武雄市文化会館
大きなイチョウの木が真っ黄色に色づいて、こちらも最高のタイミング。
歩いた後なので、秋の気候とはいえ暑いです。ここで少し昼食がてら休憩をとります。
この日食べたお弁当はこちら🌸
前日までの予約で食べることができる「東洋館」さんの「手まり寿司弁当」です🥰
お弁当の詳細はこちら
武雄市図書館
このすぐ近くにはスタバの入った図書館でおなじみの「武雄図書館」や、白い鳥居が印象的な武雄神社があり、見どころたくさんのエリアです。
この武雄市図書館は、スタバや「九州パンケーキ」のお店も入っており、軽い昼食を食べるのはここもおすすめです。スタバの席は週末はかなり込み合うので、時間帯に気を付けてくださいね!
武雄神社
白い社殿が特徴的な武雄神社。
この社殿の左奥には樹齢3000年を超える楠の御神木があり、必ず行くべきスポット!
木の全体をカメラに収めるなら、上の写真の右端のエリアから撮影するのがおすすめ!
この後は武雄温泉の楼門に向けて歩き進めていきます。
ゴールまであと少し!
桜山公園への入口
ここはオプションコースですが、桜山公園に行くと、
こちらもまた紅葉がとってもきれいです!
豪雨被害などで一部がけ崩れが起きた区間もあるので、
オプションコースを歩く際は事前に確認してから行くようにしてくださいね!
ゴールは「武雄温泉楼門」
さあ、赤い門が見えてきたらまもなくゴールです!
楼門をくぐって、突き当りにある建物の入り口にスタンプが設置されています。
ここでスタンプをゲットしたら、このコースの完全フィニッシュです。
コースを歩き終わったら、武雄温泉の元湯ですっきりひと風呂して帰ります。
ここの温泉の温度は「ぬる湯」でもかなり熱いので、入るときは注意が必要です。(地元の方々はあつ湯に平然と入っているのでびっくりします。。。その表情に騙されないように!笑)
武雄温泉楼門
武雄温泉を象徴するこの楼門は、東京駅と同じ人が設計した建物で、楼門の向かい側にある建物の2階からは、こんな感じで枠の中にぴったり楼門が収まるように設計されています。
楼門の向かい側にある建物の1階は大正時代の温泉浴槽がそのままの状態で展示され自由に見学ができます。かつて休憩スペースだった2階も見学可能です。
駅のお土産屋さんで武雄土産購入
楼門から10分程度歩けば、武雄温泉駅に到着。
電車の時間まで、武雄土産を物色します。
電車の時間までコーヒーでほっと一息(Qmari coffee)
電車の時間までかなり時間があったので、駅前のキューマリコーヒーにて、コーヒーを飲みました。
テイクアウトも可能で、価格は豆にもよりますが大体400円程度でした。
私は大好きなグアテマラをチョイスして、豆まで購入してしまいました😍
まとめ
九州オルレ武雄コースは、九州オルレの中で一番初めにできたコースです。前半はかなりの上級者向けコースですが、後半は見どころたっぷりで、中間中間にあるお店やカフェでゆったりとした時間を過ごすのもおすすめです!
シーズンにはいろいろなイベントも開催されているので、ぜひ参加してみてくださいね!
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