私は、2014年に1月から9月までの8ヶ月間、韓国はソウルで留学をしました。留学するまで、本当に大変だったのですが、それまでにあったことをご紹介したいと思います。まずは、留学前のことをご紹介します。
韓国なんて二度と行かない!
初めて韓国に行ったのは、大学生の時に流行っていた「ソウル旅行」。その時は、看板の文字も読めず、それだけで疲労困憊になり、とんでもないストレスを受けて帰ってきた覚えがあります。「もう二度と行かない!」と思うほどに、文字が読めない(英語すら書いてない)ことにストレスを受けました。
きっかけはコーヒープリンス1号店
そんな私が韓国に関心を持ち始めたのは、美容師時代にお客様から「韓流ドラマ」のDVDを借りてから(半ば無理やり貸された?😂)でした。
当時の私は仕事が忙しく、家と職場の往復だったため、楽しみは帰宅後の缶ビールでした。しかし、このお客様にDVD(コーヒープリンス1号店というドラマでした。)を借り、ビールを飲みつつ、見てみることにしました。母が”ヨン様(正確には冬ソナファン)”ファンだったため、「冬ソナ的なやつかな・・・」と期待もせずに見たところ、「韓流ドラマ面白い!!!」とだだハマりwww それからは、毎日のように見進めました。
この韓流DVDで韓国に興味は持ちましたが、私が韓国語を勉強し始めたきっかけは、韓国人の友達ができてから、でした。「美味しいってなんていうの?」という初歩的なやりとりをしていくうちに、韓国語への関心がどんどん増していきました。
挫折からの韓国逃亡
もともと、大学では英文学を専攻していて、必修授業の公用語は英語!という大学に通っていました。その当時は、英語どっぷりで、英語でディベートなどもしていました。イギリスに留学する未来も描いていましたが、今のようにLCCがあったり、簡単に情報が得られる時代ではなかったこともあり、留学に行くのにかなりの労力と、お金がかかる時代でした。しかし、海外で生活をしてみたい、という考えを小さい時から持っていた私は、その夢を諦められず、ずっとその思いを抱えていました。(私が美容師を志したのも、イギリスでヘアメイクとして働きたい!という夢のためでした。)
体調を崩し、美容室勤務を辞めざるを得なかった私は、小さい頃から夢見ていた「イギリスでのヘアメイク」夢も諦めざるを得なくなりました。
挫折ってこういうことを言うんだ。
そう実感して、体調のこととはいえ、まさに目の前真っ暗状態でした。しかし、そのタイミングで私を持ち直させてくれたのは、韓国への関心でした。
美容師退職後、韓国に半ば逃亡しました。ここで、私は短いながらも韓国生活をすることになりました。何度か旅行では行っていたけど、長く滞在するのは初めてで、ホテルではない自分の部屋、帰る日がすぐに来ない余裕感、スーパーでの食材購入・・・。本当に全てが新しく、全てが新鮮に映りました。
念願の海外留学のために
約2ヶ月間、韓国で生活をし、戻ってきてからすぐに「韓国に留学をしよう」と決心しました。その当時、韓国ウォンのレートが良かったこともあり、比較的安価に留学できたのも大きな理由の一つでした。
それからは、仕事をしながら、とにかく隙間で韓国語の勉強をしまくりました。お昼を食べている時も、休憩時間中も、通勤中の電車の中も!とにかく単語や文法の勉強を四六時中していた記憶があります。しかし、ある時気づきました。
一人で勉強するには限界があるな。
と。日本語と語順が似ている言語とはいえ、言語は言語。日本語にない発音や表現を一人で、テキストとCDで勉強することに限界を感じ、韓国語教室に通うことを考え始めました。
何カ所も回ってようやく出会えた先生。
韓国語教室に行くとなったら、まずは情報集めからです。通勤場所と、自宅の場所から通いやすいところ、金額、月謝なのか、回数制なのか。色々悩みました。そして、韓国語教室の見学は10カ所近く見たと思います。大手も、個人のような小さいところも。自分に合う先生、スクールを探して、かなり色々見ました。
そして、私は文法や単語などをしっかり教えてくれそうな先生と出会うことができ、そのスクールに決めました。一週間に二度、半年間通いました。その先生のデモ授業を受けた時、すぐに「この先生から教わりたい!」と感じました。(スクールを辞めて何年も経った今でも先生とは繋がっています^^)
職場からも近く、信頼のできる先生と巡り会えた私は、より一層勉強に力を入れました。この時には、「半年後(1月)には留学しよう」と決めていたので、後ろが決まっていたこともあり、より集中して勉強ができたように思います。
愛はパワー!韓流アイドルのおかげ?で韓国語力急上昇!
この時には某韓流アイドル?にもはまっていて、歌やそのアイドルが出る番組なども見て、韓国語にできるだけ接する生活を心がけていました。韓国のファンの子との情報交換も情報を集めるために必死だったし、会話もGoogle翻訳を基本に、何度も出てくる単語は単語帳にメモしていました。メモしていた単語は新造語だったり、スラングだったりしたのだけれど、今考えれば、中高生〜同世代が使う生きた韓国語を勉強していたんだな、と。
それに、一番大きかったのは、その歌手の握手会に行って、限られた時間(数十秒)のなかで自分の思いを伝えなければいけないというミッション!
緊張感が、勉強のやる気を後押ししていました(笑)愛はパワーです(笑)
必死に手の甲に油性ペンでメモをして、暗唱できるまで練習して。
握手会では、自分の意見を言ったら、相手の言うことも聞き取らなきゃいけないので、これもまた勝負。そして、サインの横に書かれたメッセージを解読するのもまた重要ミッション。さらに歌番組の観覧に行くにも、韓国語がわからないと申し込みさえできない。とにかく必死でした(笑)
あの環境があったからこそ、私の韓国語は急成長したのでは、と思います。(本当に!)
まとめ
こんな時期を留学前に過ごし、ついにこの次の年に留学をします。
その話はまた次回。
お読みいただき、ありがとうございました。☺️