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横須賀の隠れ家。

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地元 横須賀で見つけたビルの二階にある居酒屋。
『泡之音(あのね)』。

0次会を終え、メインで行こうと思っていた店が満席で、仕方なく系列店に行こうかと歩を進め、「二階も良さげだけど、行ってみる?」と、入ったのがこの店との出会いだった。

決して広くは無い店内に入ると、カウンターに案内された。テーブルは座敷スタイルで2テーブルある。金曜の夜。会社の飲み会だろうか、2組の会合が今始まった模様だ。カウンターの席にはぽつぽつと小さな照明まである。少し低めの席は、カウンターの中でドリンクを作る店員を見上げる形だ。店員は2名のようである。

ハイボールとエイヒレを頼んだ。エイヒレは大好きなので、メニューにあれば必ず頼む。特に期待はせず、”いつものエイヒレ”が出て来ると思っていた。しかし、数分後に出てきたエイヒレは、炙られたエイヒレと、一味か七味のかかったマヨネーズが一緒に出て来るいつもの”それ”とは違っていた。

一人用の小さな七輪と、エイヒレがのった皿が運ばれてきた。エイヒレの皿にはシシトウまでのっている。センスを感じた。この時点で、この店に来てよかったと思い、少し濃いめに感じるハイボールに口をつけた。少し経つと、男性2人組が入ってきた。会社帰りに軽く一杯、といった雰囲気だ。

この店に一緒に来たアッキーとそれぞれの近況を話す。アッキーは私が高校生の時にアルバイトをしていた店で同時期に働いていた、言わば同志だ。店を辞めてから10年以上たった今でも連絡を取り続けている。最近どうだ、なんて話をしているとカウンターの中から、一緒に話をしたくなるようなやわらかな視線を感じた。女性の店員の方だ。

少し酔いが回ってきたところで、その女性に2杯目のハイボールを頼む。懐かしい話をしている最中も、女性は話に入らないながらも相槌を打ってくれているように見えた。少しすると自然に、店主であろうか、男性が話に加わる形となった。横須賀の人口流出の話や、横須賀をより良くするためにはどうすべきか、など横須賀に関する深い話をした。横須賀は全国有数の人口流出都市なのだ。横須賀をより良くするためにイベントなども定期的に行なっている、という話も聞き、この男性が心から横須賀を愛する人なのだと痛感した。

私たちが店を出るころ(この日は1〜2杯飲んでは違う店に移る飲み歩きツアーをするということにしていた。)、次の店のお勧めをこの男性に聞いてみた。

横須賀出身者2人からの横須賀らしいものを食べたいというざっくりとした、そして難しいリクエストに、1ブロック先にある店を紹介してくれた。横須賀は米軍基地があるため、海軍カレーやネイビーバーガーが名物だ。しかし、そこの住人は食べた事がないのが常である。(食べようと思っても観光客の行列に混じって並んで食べるほどではない。)

男性は、「『みっちゃんに言われてきました!』と言えばいいよ!」と言い、その店に連絡まで入れてくれたようだった。この男性はどうやら”みっちゃん”というらしい。

横須賀滞在が終わるまでにもう一度来たい、と伝え、気分よく店を後にした。そのあと、友人との予定が立て込んでしまい、行くことができなかったので、次の機会にはまた必ず行きたいと思う。

紹介頂いた3軒目ではシメとして、ネイビーバーガーを、コロナビールで流し込み、横須賀らしく(?)締め括った。

 

旅行はどこに行くかも重要だが、やはりどんな人と出会うかが重要だと感じる。

地元である横須賀もまた、こうして良い”旅行”となった。

 

 


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Profile
すず

1988年1月生まれ。神奈川県横須賀市出身。青森にもルーツ有。
元美容師。海外で美容師として働く夢を叶えるべく、都内短大(英文学)卒業後、都内美容学校へ。都内サロン退職後、2014年に韓国留学。留学終了後、帰国。都内韓国関連会社勤務後、横浜から福岡に移住し、現在は日本国内で韓国関連、日韓交流、観光インバウンドの仕事に携わる。韓国の田舎の姿にハマり、現在は、週末・休暇を利用して、韓国の地方都市の旅をしている。好きな食べ物はスンデ。

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